(素材を活かしてカット後)


 

 

20代から30代へ、
30代から40代へ、
年齢の節目に訪れる
大人女子さんの
髪質の変化と向き合います。
美容室RitaNicoです。

 

どのような
髪質の方も一様に
ブローで仕上げる。

 

といった時代を経て、
くせ毛でお困りの方へ、
素材を活かしたカットや、
素材を収めるカットで
極力ブローをせず仕上げる。

 

といったことが
この十数年、業界で大きく
発展してきたように
思います。

 

美容師さんの間では
くせ毛を活かすために
すいて、クセを弱める。
とか

 

乾かした状態からカットする
ドライカットも、
昔は賛否ありましたが
今では市民権を得ました。

 

くせ毛を
扱いやすくするために
髪と会話しながら
カットすると、髪が
ここをカットしてって
声が聞こえるんだ。
という美容師さんも
いらっしゃいます。

 

経験と勘。
というものもあるでしょう。
僕も職人の端くれですから、
経験と勘を信じています。

 

とはいえ、ヘアカットで
素材を活かすために
経験と勘から
もう一歩、
進ませられないものか?

 

くせ毛をカットで
扱いやすくするには
毛髪を知るということも
大切なんじゃないか?

 

ということで
冒頭のお写真を
撮らせていただいた
お客様、こちらの方は
髪にお水を浸すと
ウェーブが戻ってきます。

 

しかし、乾かすと
収まりがいいわけです。

 

こういった
髪質の方の特徴は
乾いたときに
膨らみやすいのですが、
膨らみやすさを
逆に利用してあげると
丸くてかわいい印象に
なります。

 

そのためには
すき方が大切になってきます。

 

1本の髪を
思い浮かべてください。
Sカールしている
外側、こちらは
お水を吸い込みやすい性質を
持っています。

 

それから内側ですね。
こちらは、お水を弾きやすい
性質です。

 

こちらの
ゲストは、
髪を濡らすとウェーブが
戻る髪質でしたよね?

 

ということは?

 

お気づきの方も
いらっしゃると思います。
カットで同じ髪をすくなら
この外側のカーブのを
すいてあげれば
いいんじゃないか?
ということです。

 

とはいえ、1本1本、
髪を真ん中から
割くなんてことは
できませんし、
どうカットを工夫しようと
毛先が生まれるわけなんですが

 

まとめポイントヘアスタイルの総量から
Sカールの外側を減らし、
水の吸い込みによる影響を
できるだけ減らすことで、
ボリュームを抑えることができ、
丸くかわいい部分を
引き出せます。

 

 

 

髪と会話をし、少しでも
お手入れが
楽になっていただけますよう
これからも
追求していきます^^