(毛先の
メンテナンスカットと
根元のリタッチ後)

 


 

20代から30代へ、
30代から40代へ、
年齢の節目に訪れる
髪質の変化と向き合います。
美容室RitaNicoです。

 

毎回のように
毛先までいろんな
カラーリングを楽しまれる
ロングヘアのお客様。
ところが数日前、
髪が傷んで周りから
だらしくなく
思われていないか心配で…
といった相談がありました。

 

結果、一度ボブヘアに
切ってから
再度ロングヘアを
目指すこととなりました。

 

リタッチを途中、
はさみましょう
という僕の言うことを
聞いてくれれば…
という想いもありました。

 

しかし、
色が持つ力も知ってます^^
ロングヘアをですよ?
毛先まで色を変えるとなると
そりゃ、うれしい、
楽しい気分になりますからね^^
けっして、
間違いではないんです^^

 

とはいえ、
ロングヘアの方
いらっしゃいましたら
髪をさわってみてください。
毛先から3分の1が
パサつき、くたっとし
弾力がなくなり、この際、
短く切ってしまおうか…?
なんて方、
いらっしゃいませんか?

 

ヘアカラーの色が
似合っている、
似合っていないと
いいますが、

 

僕が思う似合っていない
というのは、色以前に
毛先の弾力が
なくなっている状態
なんじゃないかな?と
思います。

 

コンディションの
劣化ですね。

 

毛髪内を縦横結んでいる
連続したアミノ酸の結合が
カラーの際、
アルカリ活性した
オキシドールによって、
紫外線を長時間浴びた
ときと同じように
酸化してしまい、髪が
弱くなってしまうんですね。

 

毎回、毛先まで
カラーをし、脆弱化した髪は
たかが、たかがですよ、
ご自宅でのシャンプーでも、
毛髪内の脂質やタンパク質が
流れ出てしまいす。

 

脂質は接着剤でもあります。
脂質を失ったキューティクルは
髪から浮き上がり、
ブラシを通すと
毛先からバラバラーと
剥がれます。

 

毛髪内を守る
キューティクルが無くなれば、
さらにシャンプーで
どうなるかは、皆さま
想像がつくと思います。

 

そういった
小さな積み重なりが
数ヵ月と続くと
毛先から弾力が
なくなっていきます。
=ロングヘアそのものの形を
構成しにくくなり
=なんだか似合ってない。
ひいては、だらしがない
印象を与えてしまう。
といったことにつながることも
あるでしょう。

 

そこで伸びて来た
黒髪だけを染める
リタッチです。

 


伸びて来たところだけを
細かく分け取り、
頭皮を避けカラーを塗る
繊細な作業となります。

 

毛先部分はカラーを
塗りませんので、
髪の体力を奪いません。


時々、毛先まで
カラーもしますが
2ヵ月に一度、ほぼ
リタッチと毛先の
メンテナンスカットを続けて
3年?だったかな?
このくらいツヤや弾力を
保てるわけです。

 

毛先までのカラーと比べ
洒落っ気も劣るでしょう。
けっして
傷んでいないわけでは
ありませんし、
ご自宅でのシャンプーで
ダメージを進めてしまうことも
あるでしょう。

 

しかし、毛先まで
毎回カラーをし、
ものすごいスピードで
髪の弾性を失うような
速度は、はるかに
抑制することができます。

ロングヘアの品といいますか、
髪の弾性、コンディションを
保つことも一つの
立派なヘアデザインと
いえるのではないでしょうか?

 

まとめポイントロングの方でカラーを
楽しみ続けたい方は、
明るさを下げ
毛先までのカラー回数を
年に数回ほどに減らし、
合間にリタッチを
はさむといいですね^^