(パーマ、それと
レイヤーボブを軸に
前髪が後方に流れるよう
レイヤーカット後)

 


 

20代から30代へ、
30代から40代へ、
年齢の節目に訪れる
大人女子さんの
髪質の変化と向き合います。
美容院RitaNicoです。

 

お客さまと一緒に
年齢を重ねてきました。
そして、髪のハリやコシが
少なくなり、髪が
細くなってきたような…。
といったご相談を
いただく機会も増えたように
思います。

 

ハリコシが少なくなる
ということは、加齢により
毛乳頭組織への血流量が
減ってくることが
原因と言われています。

 

結果、毛髪が成長する際、
代謝がうまく行われず
髪の長さ方向へ、棒状の
空洞が出来てしまうんですね。
通常の髪のダメージは
局部的に穴が開くのですが、
加齢毛は拡散的に
穴が開いてしまいます。

 

ご自宅で、エイジング毛を
予防する方法ですが、
シャンプーのとき
やさしくマッサージも
兼ねてあげる。これを
言うと、強くしっかり
マッサージをされる方が
いらっしゃるのですが、

 

頭皮が炎症を起こし
育毛に使われるはずだった
血流が炎症の回復に
使われるため、逆効果です。
1分でいいです。やさしく
続けてください。

 

それから、日常生活に
腹式呼吸をに取り入れて
みるのもいいですね。

 

これだけのことですが
5年、10年経ったとき、
髪のエイジングを
遅らせることは可能です^^

 

そして、ハリコシが
少なくなったという
ことで、パーマで
フンワリさせたい
といったオーダーを
いただきます。

 

ここで気をつけて
ほしいことが、
ボリュームがないからと
小さく細かいロッドで
巻くのではなく、
髪が柔らかく軟毛の人ほど、
パーマで使用する
ロッドを大きくして
あげてください。

 

というのも今は、
パーマ剤が
よくなっています^^

 

拡散的に空洞化した
毛髪内部を充填してくれる
パーマ剤があります。
毛髪と同じ成分=
システインで
できたパーマ剤ですね。

 

昔からあった
パーマ剤です。が、
このシステイン、
pHが高アルカリ域でなければ
溶けなかったため、
髪に優しいといった、
うたい文句でしたが(笑)
実際は、高アルカリ…。
髪にかなりの
負担がありました。

 

そこは時代を経て
このシステイン、
低アルカリ域の優しい処方で
溶けるように
なったんですね^^

 

システインはアミノ酸です。
タンパク質より
小さな分子量ですので、
毛髪内を強化し、
キューティクルも補強し、
疑似的に健康な髪に
近づけてくれます^^

 

(↑全体にパーマを
ワンカール、
それとカット後。)

 

髪のハリコシ問題へ、
まだまだ夢物語のような
ことにはなりませんが、

 

美容師の立場から
今できる最新の毛髪化学で
応援してさしあげられますよう
がんばります^^

 

(※髪の状態によっては
パーマをお断りすうるとも
ございます。)