広島県 東広島市 黒瀬町の
美容室RitaNicoです。

 

お年を召し、とても仲良しで
らっしゃるご夫婦のお客様^^

 

といってもお父さんは送迎担
当で、おばあちゃんがいつも
髪を切りに来店くださいます

 

おじいちゃんは携帯電話を使
えるのですが、おばあちゃん
はどうも苦手な模様。

 

ですので、お仕上げのシャン
プーを終えると、お店の電話で
僕がおじいちゃんへお迎えの電
話をします。

 

お断りするのですが電話代と
いって、いつも10円、20円を
おばあちゃんは置いて帰って
くださいます。

 

その10円玉がないときには10
0円玉を置いて帰ってくださる
ことが年に数回あるのですが、

 

そのときはさすがに、いただ
きすぎです!

 

と一応、一応は、あのほれ遠慮
する形を取るといいますか、

 

一回遠慮しといて、神妙な顔つ
きで

 

えーー、もうすみませーん(^^;
と恐縮してるふりをして

 

あ、ふりじゃない、ふりじゃ
ない。

 

恐縮しつついただくのですが

 

四十路も頭を出たというのに
10円玉より100円玉ってのは
やっぱうれしいっす。

 

さ、

 

おばあちゃんが小銭をくださ
る一連の流れは決まっていま
す。

 

店のカウンターへ小銭を置い
て帰られるというスタイル。

 

ということで先日は、小銭を
切らしてらしたのか、

 

100円玉の日でした。100円玉
がカウンターに待機しており
ました。

 

僕は、横目でちらりとそれを
確認し、確認といいますか
目に入ったのですが、

 

いやらしい話、笑みがこぼれそ
うになります。いやでも、ここ
は耐えます。

 

笑みは後だ。まだだ…。おばあ
ちゃんをお見送りしてからだ
…。

 

孫でもない僕が、いただいた10
0円玉をそんなすぐポッケに入
れるわけにはいきませんから、

 

しばらくテーブルに鎮座して
いだき、そしてそのときが来た
ならば手を合わせ100円玉をあ
りがたく頂戴するいつもの流
れ。

 

ただ、おばあちゃん この日は
少し焦っておいででした。何か
探し物があったんですね。

 

よほど大切な物だったのでし
ょう。その焦りは尋常じゃあ
りません。

 

一度かばんの中身をカウンター
に全て出されました。

 

しばらく、ないない!と探し
てらしたのですが、探し物が
出て来たようです。僕もほ
っと一安心^^

 

したのも束の間。

 

かばんに荷物を戻す過程で

 

鎮座していた100円玉も一緒に
かばんの中へしまってらっしゃ
るじゃない…

 

ぼ、僕の100円玉になった…
よね(T_T)?

 

そもそも数秒の電話代に100円
はいただき過ぎだったしね
(T_T)

 

元々、おばあちゃんの100円玉
っちゃ100円玉だしね(T_T)?

 

と自分で自分を慰めながらも

 

え?でも一回は僕んとこに来た
100円玉だったよね(T_T)?

 

なに(T_T)?

 

え(T_T)?

 

ひゃ、百円やーい(T_T)!

 

戻っといで(T_T)!

 

ということで、こんな楽しい
お店だよ(T_T)

 

来てね(T_T)