(リタッチカラーと
ミニボブでカット後)

 


 

20代から30代へ、
30代から40代へ、
年齢の節目に訪れる
大人女子さんの
髪質の変化と向き合います。
美容室RitaNicoです。

 

カラーをすると
髪が傷みやすく、パサついて
毛先から細くなるんです…。
といった相談を
いただくのですが、
猫っ毛の方からの
ご相談件数が圧倒的に
多いですね。

 

傷みやすいと感じる
猫っ毛さんの
髪の構造なのですが、
毛髪内に葉巻上の
タンパク質=
コルテックス細胞が
あります。

 

そして、
さらにその中に
マクロフィブリルと
言われるタンパク質が
あります。

 

猫っ毛の方は、
このマクロフィブリルの
数が少ないんですね。

 

さらに、
マクロフィブリル内には、
毛髪の強さを生む
IFと呼ばれるアミノ酸が
集合した結晶性のもの、
そのIFの周りには
球体同士が手を結び、
毛髪のしなやかさを生む
非晶性のマトリックスが
含まれます。

 

そうです。猫っ毛さんは
必然的に普通の太さの
髪の方と比べ、弾力を生む
IFやマトリックスの
総量が少ないわけです。

 

そしてマトリックスは、
ヘアカラーに含まれる
アルカリ剤によって活性した
オキシドールに非常に
弱いんです。

 

傷みやすい理由が
もうお分かりかと
思います。
それでなくても少ない
マトリックスの結合が
カラー剤によって手を離し、
毛髪を脆弱させて
しまうからです。

 

そこで、
お勧めしたいのが

 

伸びて来た
黒髪だけを細かく分け取り
染める、リタッチです。

 

猫っ毛さんは特に
毛先部分のマトリックスの
結合量を、塗り方を工夫し
これ以上減らさないように
すべきです。

 

もちろん、明るさも
8レベル以内にしてください。

 

 


(カットに、
リタッチカラー後)

 

そうすれば、毛先から
髪が細くなるといった
ダメージ速度は、大幅に
緩和されてきます^^

 

僕自身、
ぺちゃっとしやすい
猫っ毛ですので、
髪が細い方の
お気持ちよく分かります^^

 

美容師として
髪を極力傷ませない
お手伝いができましたら
うれしいですね^^